チャフとは、焙煎中のコーヒー生豆からはがれ落ちる、シルバースキンと呼ばれる薄皮のことです。
焙煎した豆に残ったチャフ(薄皮)は、コーヒーの味わいにどのような影響を及ぼすのでしょうか?
本記事では、実際にチャフだけを抽出して、その抽出液がどのような味になるのか?いやな渋みや雑味などがでるのか、でないのか?を検証してみました。
コーヒーのチャフ(薄皮)とは
コーヒーの生豆を焙煎すると、シルバースキンが薄皮となって、はがれ落ちてきます。これを「チャフ(Chaff)」と呼んでいます。
チャフは、浅煎りで多く残りやすく、焙煎が深いコーヒー豆では、焼失してしまうことが多いため、あまり見られません。
豆の外側を包んでいる大部分は精製の過程で除かれますが、ナチュラル精製の豆では残ってしまうことがあります。
また、豆のセンターカット(真ん中の割れ目の部分)のシルバースキンは、ナチュラルの豆で焙煎が深い場合は焼失しますが、ウォッシュトの豆ではかなりの深煎りでも残ります。

ナチュラル精製
(エチオピアG4グジ)
ナチュラル精製の豆で、焙煎が深い場合、センターカットのシルバースキンは焼失します。

ウォッシュト精製
(エチオピアG1イルガチェフ)
ウォッシュト精製の豆では、かなりの深煎りでも、センターカットのシルバースキンは残ります。
コーヒーのチャフは、取り除いた方がいいのか?
コーヒーのチャフ(薄皮)は、渋味などの雑味がでる原因の一つだと言われることがあります。
本当に渋味などの雑味がでるのであれば、チャフは取り除いた方がいいということになります。
焙煎したコーヒー豆に残ったチャフは、コーヒーの味わいにどのような影響を及ぼすのでしょうか?
そのあたりを検証するために、チャフだけを集めて抽出してみました。
検証|チャフだけを抽出してみる!

チャフだけをハンドドリップで抽出して、その抽出液がどのような味になるのか?いやな雑味などがでるのか、でないのか?実際に検証してみました。

・チャフ:約3g
・抽出量:約160ml

1.チャフを入れる
ドリッパーにペーパーフィルターをセットして、チャフ(約3g)を入れます。

2.お湯を注ぐ
お湯をゆっくりと注いでいきます。

3.抽出が完了する
およそ2分ほどで、約160mlの抽出が完了しました。

抽出液とドリッパー
思っていたよりも濃い、赤みがかった茶色い液体が抽出されました。

出来上がりのカップ(水色)
見た目は、濃いめの紅茶や麦茶、ほうじ茶のような水色(すいしょく)です。
いやな雑味などがあるのか、ないのか?おそるおそる飲んでみました。

出来上がりのカップ(味わい)
とても薄い麦茶やほうじ茶のような味わいで、よく言われる渋味などの雑味はありません。
後味にほのかな甘みも感じました。
検証結果
1.チャフだけを抽出して、その抽出液がどのような味になるのか?
… とても薄い麦茶やほうじ茶のような、すっきりとした優しい味わいで、後味にほのかな甘みもあります。
2.いやな雑味などがでるのか、でないのか?
… 一般によく言われる渋味やエグミなどの雑味は感じられませんでした。
3.コーヒーのチャフは、取り除いた方がいいのか?
… 前述のように、チャフが抽出されることで、味わいに深みがでるなどのプラスの要素があるとしても、いやな雑味がでるなどのマイナスの影響を及ぼすことはないと考えますので、コーヒーのチャフは、わざわざ取り除く必要はない。というのが結論になります。
まとめ
焙煎したコーヒー豆に残ったチャフは、コーヒーの味わいにどのような影響を及ぼすのでしょうか?
本記事では、実際にチャフだけを抽出して、その抽出液がどのような味になるのか?いやな渋みや雑味などがでるのか、でないのか?を検証してみました。
コーヒーチャフの抽出液は、とても薄い麦茶やほうじ茶のような、すっきりとした優しい味わいで、後味にほのかな甘みもありました。
一般によく言われる、渋味やエグミなどの雑味は感じられませんでした。
以上のことから、チャフが抽出されることで、コーヒーの味わいに(いやな雑味がでるなどの)マイナスの影響を及ぼすことはないと考えますので、「コーヒーのチャフは、わざわざ取り除く必要はない。」というのが結論になります。

