フレンチプレスとは、テクニック不要で簡単においしいコーヒーを淹れられる抽出器具です。
本記事では、フレンチプレスの特長や短所から、フレンチプレスを使った具体的な抽出の手順、おすすめのフレンチプレスまで、詳しく解説しています。
フレンチプレス(コーヒープレス)を使って、ボディのある、まったりとした口当たりのおいしいコーヒーを淹れてみましょう。
フレンチプレスとは

フレンチプレス(コーヒープレス)とは、テクニック不要で簡単においしいコーヒーを淹れられる抽出器具です。
ペーパーフィルターとは違い、金属フィルターを使用するため、コーヒーオイル(油分)も抽出され、コーヒー豆本来の味わいを楽しめます。
1950~60年代のフランスでの大流行が「フレンチプレス」という名の由来になっています。
フレンチプレスは「コーヒープレス」「カフェプレス」「コーヒープランジャー」「カフェティエール」など、世界中でさまざまな名称で呼ばれています。
日本では、1970年代に「紅茶用」として人気を博したことから、紅茶をいれる器具として認識されていることが多いようです。
フレンチプレスの特徴の一つが「浸漬法」と呼ばれる抽出方法にあります。
浸漬法とは、コーヒー粉と抽出に使うお湯を一度に混ぜることで、成分を引き出す抽出方法です。
一方、ハンドドリップなど、コーヒー粉で層を作り、そこにお湯を通過させて、成分を引き出す抽出方法は「透過法」と呼ばれます。
フレンチプレスの特長
・豆本来の味を楽しめる:金属フィルターを使用するため、ペーパーフィルターでは吸着されてしまうコーヒーオイル(油分)をそのまま抽出でき、コーヒー豆本来の個性がそのままカップに届く、フレンチプレスならではの豊かなコクと香りを楽しめます … コーヒーオイル(油分)もしっかりと抽出されるため、ペーパードリップのようなクリアで澄んだ味わいを求める人には、すこし重く感じられることもあります。
・味が安定する:お湯を注いで数分待つだけというシンプルな抽出工程のため、テクニックによる味の違いが出にくく、誰でも毎回同じ味を再現できます。
・手間が少ない:ハンドドリップのように少しずつお湯を注ぐ必要がなく、タイマーさえあれば他の家事などをしながら抽出を待つこともできます。
・エコで経済的:ペーパーフィルターなどの消耗品が不要なため、ゴミが出ず、ランニングコストも抑えられます。
フレンチプレスの短所
・微粉が混じる:金属フィルターの構造上、どうしても微粉が入ってしまうので、カップの底に微粉が残りやすく、ザラザラとした舌ざわりを感じることがありますが、これはフレンチプレスの特徴の一つとして捉えることもできます … この微粉を取り除くために、ペーパーフィルター等を使ってろ過するという方法も紹介されていますが、このザラツキはフレンチプレスの味わいの特徴でもありますから、微粉がどうしても気になるのであれば、フレンチプレスではない他の抽出方法を検討するほうがいいのではないでしょうか。
・ガラス製だと割れやすい:ガラス製の容器が一般的で、割れやすいので、扱いにくい。
・後片付けに手間がかかる:ビーカー内に残ったコーヒー粉をかき出して洗う手間がかかり、また洗うパーツ数も多く、後片付けがとても面倒なのが最大の弱点だと考えます。
抽出に必要な器具

・フレンチプレス
・スケール(はかり)
・タイマー
・マグカップ
フレンチプレスの使い方
今回のレシピ(抽出条件)
◎ コーヒー粉:中粗挽き~粗挽きのコーヒー粉13g
… 挽き目が細かいとフィルターの目詰まりの原因になります。
微粉セパレーター(コーヒーふるい)を使って、微粉を取り除いておくのがオススメです。
※ 微粉セパレーター については、別の記事で紹介していますので、あわせて参考にしてください。↓こちらの記事
◎ お湯(95℃)抽出量:マグカップ1杯分210~220ml(お湯は多めに沸かしておきます)
… 沸騰したお湯をドリップポットに移すと、湯温はおよそ95℃くらいまで下がります。
◎ 抽出時間:4分
抽出の手順

フレンチプレスを使って、おいしいコーヒーを淹れる手順を詳しく解説します。
ステップ1.
ハンドル部分を押さえて、プランジャーを上へ引き上げて本体から外します。

ステップ2.
本体にコーヒー粉13gを入れます。

ステップ3.
本体をスケールにのせ、お湯210~220mlを注ぎます。
※この時、必要量を投入した後のお湯の位置を覚えておけば、次回からスケールではかる必要がなくなります。

ステップ4.
スプーンや竹べら等で軽くかき混ぜます。
※金属製のもので撹拌すると、ビーカーの傷やカケの原因になります。

ステップ5.
つまみを上げた状態でフタをし、注ぎ口が閉じるまで回します。
カウントダウンタイマー4分をスタートさせます。
※この状態で4分待ちます。

ステップ6.
4分経ったら、つまみをゆっくり(5秒くらいかけて)押し下げます。

ステップ7.
注ぎ口が開くまでフタを回し、つまみに手を添えて、コーヒーを注ぎます。

ステップ8.
使用後は、フィルターを取り外して洗います。

出来上がりのカップ
金属フィルターを使用するため、コーヒーオイル(油分)もしっかりと抽出されるので、ボディのある、まったりとした口当たりのコーヒーが出来上がりました。
どうしてもカップに微粉が入ってしまうので、ザラザラとした舌ざわりにはなりますが、これはフレンチプレスで淹れたコーヒーの味わいの特徴でもあります。
おすすめのフレンチプレス

まずは350mlサイズ(1杯~2杯用)のフレンチプレスを購入して、自宅でおいしいコーヒーを淹れてみましょう。
① ボダム(BODUM)コーヒープレス シャンボール(CHAMBORD)フレンチプレス 350ml
… ボダムのフレンチプレスの代表的存在で、時代を超越したデザインは、今も変わらぬ優れた職人技を用いて製造されています。↓広告
② ボダム(BODUM)コーヒープレス ブラジル(BRAZIL)フレンチプレス 350ml
1980年代以来、時代を超えて愛されるボダムの代表的フレンチプレスのひとつ。↓広告
まとめ

フレンチプレスとは、テクニック不要で簡単においしいコーヒーを淹れられる抽出器具です。
ペーパーフィルターとは違い、金属フィルターを使用するため、コーヒーオイル(油分)も抽出され、コーヒー豆本来の味わいを楽しめます。
今回の記事では、フレンチプレスの特長や短所から、フレンチプレスを使った具体的な抽出の手順、おすすめのフレンチプレスまで、詳しく紹介しました。
本記事を参考に、フレンチプレスを使って、ボディのある、まったりとした口当たりのおいしいコーヒーを、ぜひお楽しみください。


