ゼラチンで作るコーヒーゼリーは、ふるふるとした柔らかい食感で、濁りのないつるんとした見た目になります。
この記事では、ドリップコーヒーとゼラチンを使ったコーヒーゼリーの作り方から定番のトッピングまで分かりやすくご紹介します。
自宅でも簡単にできる定番スイーツ!ゼラチンを使ったコーヒーゼリーの作り方の基本を、この機会にぜひマスターしましょう。
コーヒーゼリーとは?
食べるコーヒーである「コーヒーゼリー」は、飲み物としてのコーヒーを、ゼラチンなど凝固性のある素材で固めて、プルンとした触感の食べ物に仕立てたものです。
そのまま食べるほか、くずして牛乳やアイスクリームなどと合わせることもあります。
日本が発祥なの?
コーヒーゼリーの起源には諸説ありますが、19世紀のイギリスやアメリカには、既にコーヒーゼリーのレシピが存在していましたので、日本が発祥というわけではありません。
日本では、1914年(大正3年)に新聞記事で初めてレシピが紹介され、その後1963年(昭和38年)にはミカドコーヒー軽井沢店で「食べるコーヒー」として初めて販売されました。
そして遅くとも1970年代(昭和45年~)には日本のスーパーでも一般的によく販売されようになっていました。
現在の「スイーツとして食べる文化」は日本が独自に発展させたもので、日本ではカフェや喫茶店、コンビニ、家庭などで広く親しまれている国民的スイーツです。
一方、海外では定着せず、一般的なカフェやレストランのメニューにはほとんどありません。
世界的に見るとマイナーなスイーツで、海外ではあまり知られていないため、外国人観光客が日本のコーヒーゼリーに驚くことも多いそうです。
コーヒーを固める素材は?

コーヒーゼリーを固める素材には、ゼラチン、寒天、アガーの3種類があります。
ゼラチンで作るコーヒーゼリーは、ふるふるとした柔らかい食感で、濁りのないつるんとした見た目になります。
一方、寒天で作るコーヒーゼリーは、水ようかんのような白っぽい仕上がりになり、アガーで作るコーヒーゼリーは、3種類の中で、もっとも透明度の高い仕上がりになります。
ゼラチンを使ったコーヒーゼリーの作り方
コーヒーゼリーを固める素材には、ゼラチン、寒天、アガーの3種類がありますが、今回は、身近で手に入りやすい5g入りの小袋で販売されている粉ゼラチンを使ったコーヒーゼリーの作り方を紹介します。
ゼラチンで作るコーヒーゼリーは、ふるふるとした柔らかい食感で、濁りのないつるんとした見た目になります。
基本のレシピ(容器2杯分)
ペットボトル入りのコーヒーなどを使って、手軽にコーヒーゼリーを作ることもできますが、ドリップコーヒーを使うことで、より香り高い本格的なコーヒーゼリーを自宅でも楽しむことができます。
・深煎りのコーヒー粉:28g(中細挽き~細挽き)で、300mlのコーヒー液をハンドドリップで抽出。
・粉ゼラチン:5g
★ 自分好みの味わいにするために、このレシピを基に調整をして、マイレシピを完成させましょう。
ゼラチンの割合によってコーヒーゼリーの食感が変わります。
コーヒー液は、ゼラチン5gに対し、しっかりめのゼリーにしたいときは250ml、やわらかめのゼリーにしたいときは350mlくらいで調整してみてください。
抽出に必要な器具
・ドリッパーとペーパーフィルター
・サーバー
・ドリップポット
作り方の手順
1.ハンドドリップで、コーヒーを抽出する
深煎りのコーヒー粉28gを使って、300mlのコーヒー液をハンドドリップで抽出します。

★ ハンドドリップコーヒーの一般的な淹れ方の手順については、下記の記事を参考にしてください。↓こちらの記事
2.コーヒー液に、粉ゼラチンを加えて溶かす
抽出したコーヒー液に、粉ゼラチン5gを加え、溶けるまでよくかき混ぜます。
コーヒー液が冷めてしまうとゼラチンがうまく溶けませんので、温かいうちに溶かします。
ドリップしたコーヒー液が冷めていたり、ドリップコーヒーではなくペットボトル入りの無糖コーヒーなどで作る場合は、小鍋に入れて、鍋のフチがふつふつする程度まで温めてから、粉ゼラチンを加えて溶かします。
ただし、ゼリー液を沸騰させると固まりにくくなることがありますので注意が必要です。

3.容器に注ぎ、冷蔵庫で冷やし固める
ゼリー液ができあがったら、容器に注ぎ、粗熱が取れたらラップをして、冷蔵庫に入れて、固まるまで(3~4時間ほど)冷やして固めます。

4.ゼリーをくずし、トッピングを添える
コーヒーゼリーが固まったら、スプーンやフォークなどでくずします。
ゼリーをくずすことで、牛乳や練乳などとよく絡み、口当たりもなめらかになります。
(ゼリーを容器から外して盛り付けをしたいときは、ぬるま湯に2~3秒つけると外しやすくなります。)

今回のレシピでは、ゼリー自体に甘みを加えていませんので、ゼリーに牛乳やバニラアイスをトッピングすることで、甘みを加えます。
くずしたコーヒーゼリーに、適量(今回は大さじ1.5杯くらい)の牛乳をかけます。
(もう少し甘みが欲しい時は、牛乳に練乳を少量加えると、しっかりとしたコクのある甘みがプラスされます。)

仕上げに、バニラアイスをのせて贅沢なスイーツ感を出します。
溶け出したアイスがミルクの役割をし、濃厚な甘みがプラスされ、最高においしいコーヒーゼリーになります。

定番のトッピングとアレンジ
トッピングやアレンジの幅が広いのも、コーヒーゼリーの魅力です。
今回の記事では、コーヒーゼリーの基本的な作り方を紹介しましたが、自分好みのアレンジをして楽しむことも可能です。
簡単にできますので、ぜひチャレンジしてみましょう。
定番のトッピング
| 生クリーム・ホイップクリーム | コーヒーの苦味と絶妙にマッチし、リッチで濃厚な味わいになります。 |
| バニラアイス | 贅沢なスイーツ感が出ます。溶け出したアイスがミルクの役割をし、濃厚な甘みがプラスされます。 |
| 牛乳・コーヒーフレッシュ(ポーションミルク) | さっぱりと手軽に合わせられ、くずしながら食べるとマイルドになります。 |
| 練乳(コンデンスミルク) | 少しかけるだけで、しっかりとしたコクのある甘みがプラスされます。 |
食感や風味を変えるアレンジ
| クッキー・ナッツ類 | 砕いたクッキーやアーモンド、クルミなどのカリッとした食感や香ばしさが良いアクセントになります。 |
| シロップ類 | 黒蜜やメープルシロップ、ハチミツなどを加えると、また違った風味の甘みを楽しめます。 |
| スパイス類 | シナモンパウダーなどを隠し味に少し加えると、大人っぽい贅沢な風味になります。 |
まとめ

この記事では、ドリップコーヒーとゼラチンを使ったコーヒーゼリーの作り方から定番のトッピングまで分かりやすくご紹介しています。
以下に、おいしいコーヒーゼリーを作って、食べるためのポイントをまとめてみました。
・深煎りのコーヒーを使って、ゼリー自体にしっかりとした苦味を出すこと。
・牛乳などとよく絡み、口当たりをなめらかにするため、固まったコーヒーゼリーをスプーンなどでくずすこと。
・ゼリーの苦味に、まろやかな甘みやコクを加えるため、乳製品(生クリームやバニラアイスなど)をトッピングすること。
コーヒーと粉ゼラチンさえあれば、自宅で簡単にできますので、この機会にゼラチンを使ったコーヒーゼリーの作り方の基本を、ぜひマスターしましょう。


