聞香杯(もんこうはい)とは、台湾茶や中国茶などの香りを聞く(嗅ぐ)ために使う、縦長で細い形状の香りを嗅ぐためだけに特化した専用の茶器です。
お茶を注いだ聞香杯の上に茶杯を重ねてひっくり返し、空になった聞香杯に残った香りを嗅いで楽しむのが基本的な使い方です。
一方で、コーヒーの香りとして、フレグランス、アロマ、フレーバーの3つに加えてもう一つ、個人的にあげたいのが … 飲み終わったコーヒーカップに残った香り(残香)です。
この何ともくせになる良い香りを楽しむために、聞香杯を使えば面白いのでは?と思いつきました。
今回の記事では、聞香杯の基本的な使い方や手順を紹介した上で、聞香杯を使って、コーヒーを飲むだけでなく、香りも一緒に楽しむ手順を紹介しています。
聞香杯が手元になくても、ショットグラスなど縦長で細い形状の小型のグラスなどがあれば代用できますので、是非一度試してみてください。
聞香杯とは
聞香杯とは何ですか?
聞香杯(もんこうはい)とは、台湾茶や中国茶などの香りを聞く(嗅ぐ=香りを楽しむ ※1)ために使う、縦長で細い形状(※2)の香りを嗅ぐためだけに特化した専用の茶器です。
飲むための茶杯(品茗杯)とセットで使われます。
お茶を注いだ聞香杯の上に茶杯を重ねてひっくり返し、空になった聞香杯に残った香り(※3)を嗅いで楽しむのが基本的な使い方です。
※1 香りを嗅ぐことは聞香(もんこう)と呼ばれ、味覚だけでなく嗅覚も使うことで、お茶の楽しみ方が広がります。
※2 一般的な茶杯に比べて口径が小さく細長いため、お茶の香りが逃げにくくなっています。
※3 残香(ざんこう)残っている香。うつりが。のこりが。

なぜ小さいのか?
聞香杯は、一般的なお茶を飲む湯呑みなどと比べると、かなり小ぶりなサイズの茶器です。
空になった聞香杯に鼻を近づけて、残った香り(残香)を嗅いで楽しむため、香りを逃がさないように細長く小ぶりな形状をしています。
聞香杯の基本的な使い方
ここでは、聞香杯の基本的な使い方・手順を紹介します。
今回は、台湾のウーロン茶「四季春茶」を急須で淹れました。
1.お茶を注ぐ
急須や茶海(ちゃかい)から、聞香杯にお茶を注ぎます。

2.茶杯をかぶせる
聞香杯の上に、茶杯(ちゃはい)をかぶせるように逆さに重ねます。

3.一気にひっくり返す
片手(または両手)で聞香杯と茶杯をしっかりと挟み、素早く一気にひっくり返します。
これでお茶が下の茶杯に移り、上の聞香杯が空になります。

4.香りを聞く(嗅ぐ)
聞香杯をそっと引き抜き、空になった聞香杯に残ったお茶の香り(残香)を嗅いで楽しみます。
冷めていく過程で、香りの変化(甘い香りなど)を感じることができます。

5.お茶を飲む
香りを満喫したあと、茶杯のお茶をゆっくりと味わいます。

コーヒーの香り
コーヒーの3つの香り
コーヒーの香りといえば、通常大きく分けて次の3つがあります。
① 豆を挽いたときの香り(フレグランス)
② 抽出直後のカップ(コーヒー液)から漂う香り(アロマ)
③ コーヒーを飲んだときの(鼻へと抜けていく)香り(フレーバー)
もう一つのコーヒーの香り
いつも思うのですが、コーヒーを飲み終わった後、飲み終わったコーヒーカップに残ったその香りが、何ともくせになる良い香りで、しばしば空のカップを嗅いだりしています。
そこで、コーヒーの香りとして、前述の3つに加えてもう一つ、個人的にあげたいのが …
④ 飲み終わったコーヒーカップに残った香り(残香)… です。


この飲み終わったコーヒーカップに残ったコーヒーの良い香り(残香)を楽しむために、中国茶などで香りを聞く(嗅ぐ)時に使う聞香杯を使えば面白いのでは?と思いつきました。
聞香杯でコーヒーの香りを楽しむ

ここでは、コーヒーを飲むだけでなく、聞香杯を使って香りも一緒に楽しむ手順を紹介します。
前述のとおり、お茶を注いだ聞香杯の上に茶杯を重ねてひっくり返し、空になった聞香杯に残った香りを楽しむのが基本的な使い方ですが、これをコーヒーに応用するにあたっては「お茶を注いだ聞香杯の上に茶杯を重ねてひっくり返す」という工程は、コーヒーをこぼすリスクがあるので、今回は省略しました。
★ 聞香杯が手元になくても、ショットグラスなど縦長で細い形状の小型のグラスなどがあれば代用できますので、是非一度試してみてください。今回は、ショットグラスで代用しました。

1.聞香杯にコーヒーを注ぐ
抽出したコーヒーを、聞香杯(ショットグラス)に注ぎます。

2.聞香杯のコーヒーをカップに移す
抽出したコーヒーの残りと、聞香杯に注いだコーヒーを、コーヒーカップに移します。
これで聞香杯は空になります。

3.香り(残香)を楽しむ
空になった聞香杯に残ったコーヒーの香り(残香)を嗅いでゆっくりと楽しみます。
冷めていく過程で、香りの変化(甘い香りなど)を感じることができます。

4.コーヒーを飲む
香りを満喫した後、コーヒーカップのコーヒーをゆっくりと味わいます。
時おり、聞香杯に残った香りを嗅いで楽しみます。

まとめ

聞香杯(もんこうはい)とは、台湾茶や中国茶などの香りを聞く(嗅ぐ)ために使う、縦長で細い形状の香りを嗅ぐためだけに特化した専用の茶器です。
お茶を注いだ聞香杯の上に茶杯を重ねてひっくり返し、空になった聞香杯に残った香りを嗅いで楽しむのが基本的な使い方です。
一方で、コーヒーの香りとして、フレグランス、アロマ、フレーバーの3つに加えてもう一つ、個人的にあげたいのが … 飲み終わったコーヒーカップに残った香り(残香)です。
この何ともくせになる良い香りを楽しむために、聞香杯を使えば面白いのでは?と思いつきました。
今回の記事では、聞香杯を使ってコーヒーの香りも一緒に楽しむ手順を紹介しています。
聞香杯が手元になくても、ショットグラスなど縦長で細い形状の小型のグラスなどがあれば代用できますので、是非一度試してみてください。

